「山伏」ブランドとは。
箕面の山々は修験道の行者である「山伏」の聖地として知られており、毎年4月15日・7月7日・11月7日の年3回、関西一円から集まった山伏姿の行者により阪急箕面駅から龍安寺にかけて山伏大行列が行われます。
また山伏は「天狗」のモデルともされており、箕面では毎年10月に無病息災を祈る「天狗祭り」が開催され天狗に扮した地元有志のみなさまが駅前の飲食店や事業所を訪れてきます。
そんな箕面とゆかりの深い「山伏」をブランドロゴとして採用させていただき、箕面をはじめ北摂地域の食材を活用した加工食品の開発・販売により地元活性化のお手伝いが出来ればなとの想いから「山伏」ブランドを立ち上げることになりました。
「山伏」ブランドでやりたいこと。
北摂スパイス研究所がある大阪府箕面市は近隣の吹田市や豊中市を含め昔から「北摂地域」とよばれ豊かな自然や様々な農産物の産地としても知られています。
北摂スパイス研究所で提供するスパイスカレーやお料理にも北摂地域のお野菜や果物などを地元の農家さんから仕入れさせていただき、日々のスパイス料理の研究にお力添えいただいています。
その農家さんたちとのお話の中で色や形が悪く店頭に並ぶことのない実生柚子があることを知り、少しでもフードロス削減につながるようにその実生柚子を今後の商品開発に活用します。
また地元で福祉施設を運営する「かめの家」のみなさんに柚子や山椒などの一次加工をお手伝いいただけることになりました。
農産物の一次加工品の安定供給は高齢化や労働人口の減少などによって年々難しくなっており、わたしたちもこれからの課題としていましたがお互いの良い所を活かして解決していければなと思います。
第一弾は「箕面の柚子おろしポン酢」
そんな山伏ブランドの第一弾は箕面産の実生柚子をふんだんすぎるほどに使用した柚子ぽん酢を開発しました。
一般的なポン酢醤油とは違いあくまでも柚子が主役なので「醤油に柚子」を加えるのではなく「柚子に醤油」を加えて製造しています。
一つ一つ手絞りで絞った柚子果汁に、
日高昆布や本枯れ節から一晩かけて引き出した出汁の旨味、
熊本地方の伝統的な料理酒である「赤酒」、
京都で米と酒粕から作られる「千鳥酢」、
などこだわりの材料で北摂スパイス研究所の考えられる中で「最高に柚子を愛したポン酢」を目指しました。
また原材料の選定や味の監修を箕面・桜井のワインと出汁のお店「どじょう」さんにご協力いただきました。主役の柚子を引き立てる素材とのバランスはさすがの一言です。
そして最後にここが一番にこだわったところで、おろしはおろしでも大根ではなく「柚子皮おろし」が入っています。
丁寧にすりおろした柚子の皮を最後に加えることにより柚子本来の爽やかな香りと心地よい苦味が感じられ口に含んだ時の「柚子丸ごとかじってるみたい感」をぜひお楽しみくださいませ。
※今年は近年稀にみる、いや類を見ないほどの柚子の凶作のため僅か100本しか作ることが出来ず一般販売は店頭のみとなります。